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16章
カラス
カラス
 土のかめ スモ―ランドの荒れ地にすむカラス.行儀の良い 白羽族から、ならず者に権力がうつった。 かめを見つけたが あかない. キツネがニルス  に開けさせるようそそのかす。
カラスにさらわれた
 ニルスは15羽の乱暴なカラスにさらわれて 脅されて,銀貨の詰まった土のかめをあける。
掘っ立て小屋
 ニルスは白羽族のうすのろに案内された 小屋で休むが、キツネノズルに追われ火をつける。 そこに現れたのは マッツとオーサ姉弟。 ニルスは人間でない自分を恥じて逃げる。
17章
農家のおばさん
農家のおばあさん
 ニルスは納屋の牝牛に頼まれて母屋の様子を見る。 一人暮らしのおばあさんは床に倒れて死んでいた。 夫亡き後一人で農家を切り盛りし子供達を育てた。 一人になってから、外国に行った子供や 孫を 思いながら暮らしていた事を牝牛にきく。 ろうそくをともしおばあさんの亡骸を整え通夜をする、 牝牛を放して村人におばあさんの異変を伝える. ニルスははじめて自分を案じている父母をおもう。 親はこれほど子を案じるものなのか.自分の 父母はいきているのだと。
18章
ターベリからのヒュウスクヴァルナへ
  ターベリの鉱山の鉱夫が晴れた空を行くがんに 呼びかける.「どこへ行くんだい!」ニルスは答える 「つるはしもハンマーも無い所へ!」鉱夫はガンの 鳴き声が日ごろの願いの様に聞こえるとおもい 答える.「一緒に行こう.一緒に行こう。」 工業都市エンチユービンゲン市でも「 どこえゆく んだい!」「機械もボイラーもないところへ!」「いしょに いこう!いっしょにいこう!」病院では入院患者が 屋上で「どこへ行くんだ!」「心配も病気もないくにへ!」 学校では子供達と、「本も授業もないところへ!」
19章
大きな鳥の湖
マガモのヤッル-
 トーケルン湖は人間が干拓を試みた為浅く、あしが  茂って生き物、野鳥がたくさんあつまってきた。 北アフリカから渡ってきた若いマガモのヤッルーは 人間に捕まったが農家で大切にされた。
11 おとりガモ
  ヤッルーは飼い犬のセサルや農家の人々になついた が,他のかもをおびき寄せるためのおとりがモに 使われた.ニルスはヤッルーを逃がす。 湖の干拓 農家の三歳の息子ウッラがヤッル―を追って湖で行方不明になる.ヤッル―とニルスはウッラを 救う。
湖の干拓
 一方息子を探して葦原深く入った母親は 湖と鳥について深く感じ、考える.干拓中止を決めた時 息子がかえってきた。
20章
予言
予言
 ニルスが寝ていたトールケン瑚の島の近くで夜釣りしていた2人の老人の話。 むかし予言があたるので評判の婦人がいた。 農夫が自分の郷土エステルヨードランドの未来 を聞きに来た。婦人は有名な寺院や御殿 将軍達の別荘,有名な鉱泉が湧く,運河ができる 等誇れるこの地方の未来を予言する。 農夫はそれらははかなく変わりやすいと 安心しない。 世の終わりまで 名誉を愛するがんばりものの 農民が絶えないであろうとの 予言で農夫 は初めて満足した。土くれとともに働くものだけが いつの世にも 郷土に栄誉と幸福をもたらすと。
21章
手織りの布
手織りの布
 豊かな農園の春を、家畜たちをからかいながら ガンたちは飛ぶ。 緑の森と広い平原のエステルヨートランドの上 でニルスが思い出した昔話。 半分は金糸のビロード半分は灰色の手織り布 のスカートを持った女の人が灰色部分を真珠や 宝石で飾って金の部分より立派にした.人々は 町 屋敷 教会 工場 城 駅等で 平野部分をうつくしく。飾っている。 ニルスは 空から自分の名前のかいてある靴を 落とす。オーサ、マッッの姉弟に拾われる。
22章
カルルと<灰毛>の話
コールモルデンの森
 コールモルデンの森 エステルヨートランドとセルムランドの間の森は きりつくされたが、鉱山の衰退で人々は 森とともに生きることをはじめた。
カルル
  ニルスがガンと共にこの森にくる12年前のこと。 生き物を追いかけるくせのある飼い犬のカルルを 鉱山主は森蕃に殺すようにいった。 カルルはオオジカの親子の急を森番に教えたことで助かり、森番に飼われる。
<灰毛>の逃亡
 カルルは助かったオオジカの子<灰毛>の成長 を助け 灰毛は森へ去る。 無頼 森へ逃げた灰毛はみずへび
<無頼>
 のつれあいの おとなしを殺す.<無頼>はまむしのニョロとふくろうや よしきりに ガの<尼>の幼虫を殺さない様頼む。
<尼>ガ
 幼虫が森を食い尽すほど増えた.灰毛はカルル に、森を救う為に人間に知らせる様頼む <無頼>は森から灰毛を遠ざければ幼虫を退治する とカルルにせまる。 カルルは人間に<尼>ガの大発生を知らせる
<尼>ガとの戦い
 人間の対策にも<尼>ガの猛威はなかなか納まらない。 森の動物は灰毛のせいだと責める.灰毛は北へ去る。
<尼>ガは病気のため数年たって滅びる。
仕返し
 ニルスは、みずへび<無頼>に出くわして殺す。 前年灰毛が北の森で狩人から仲間を守り立派な、生涯を終えたことを アッカはカルルに語る。
23章
美しい庭園
 セルムランドの広大な庭園は、くだものが実り薔薇が咲き、美しい入り江や湾が眼下に見渡せる。赤い屋根の教会堂もあり小鳥のさえずりが聞こえる。死後も庭園の世話をし続けなければならなかった”カール殿下” の逸話とは?この庭園を見ることができるのは、誰だろう・・・・・。
24章
ネルケで
イセッテルのカイサ
 風の魔女イセッテルのカイサは暴風雨や突風を起こすのが大好き。大勢の人が馬車に乗ってやって来るのを見ると、吹雪で吹き溜まりを作ったり、庭のテーブルクロスを吹き上げて、茶器をひっくり返したり・・・。
 カイサは、けちで意地悪な人間にはひどくあたったが、ちゃんとした人や貧しいこどもたちは守ってやっていた。
市のあるまえの晩のこと
 けちでしまり屋の金持ちの息子は、父親に愛馬を売られたことを長いこと忘れられなかった。その馬が老いさらばえて現れて・・・。長じた息子は父親そっくりな、しまり屋になっていた。
25章
氷割れ
 ガチョウ番のオーサと弟のマッツは、北へ旅を続けていた。氷の湖を渡れば楽だけれど、春先の氷は薄くなった所から割れ初めていた。それでも、雨でぬかるんだ道をゆくより早く向こう岸へ着けそうだった。
26章
財産の分配
 ベストマンランドの巨人族のおばあさん。たいそうなお金持ちで、この地方を全部持っていた。その財産を3人の息子に分ける時、はたと困った。一番かわいがっている末の息子が受け取った財産はなんだった?
27章
ベリイスラーゲルナで
 畑の無い森の真中に大きな農家とは? 採掘こうが開いた鉱山、鈍いハッパの音。どの早瀬にも水車がまわり、電線は静かな森の上をすれすれにとおっている。鉄ができなかったら、ミミズクやクマのほかにはだれも住まない土地の話。
28章
製鉄所
 クマが先祖代代住んだ土地が、いまや溶鉱炉や製鉄所に変わってしまった。静かな森が恐ろしい騒音に占められている。ニルスは、製鉄所を憎む大きな父熊に捕まってしまう。